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ボルグストレム:交響詩集ヤルマル・ボルグストレムはクリスチャニア(現オスロ)で熱心な音楽愛好家の父のもとに生まれ、15歳の時にはすでにヴァイオリニストとしての優れた才能を発揮していました。オスロでヨハン・スヴェンセン、マティアス・リンデマンに師事し作曲と音楽理論を学び、2年間ライプツィヒに留学。帰国後は作曲家、教育者、批評家として活動した後、再度ライプツィヒとベルリンで13年を過ごします。1903年にノルウェーに戻り、数多くの作品を書き上げましたが第二次世界大戦後、それらのほとんどは忘れられてしまいました。しかし、21世紀になってようやく2作の歌劇をはじめとしたいくつかの作品が演奏されるようになり、注目が高まっています。このアルバムには同世代のリヒャルト・シュトラウスを思わせる大胆な「思考」と、ワーグナーの≪パルジファル≫を想起させる瞑想的な「ゲッセマネのイエス」、この2曲の交響詩を収録。グリーグ作品を得意とする指揮者オードランの演奏です。 (C)RS ¥3,630 |
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世紀の名歌手短いキャリアの中で世界の歌劇場を席巻したバス・バリトン歌手ジョージ・ロンドン(1920-1985)のライヴ録音集を再発売。ロシア系ユダヤ人移民の子としてカナダに生まれたジョージ・ロンドンは、後に家族で移住したアメリカで本格的に歌唱を学び、ロサンゼルスを拠点に活躍。米国内では国民的スター歌手の人気を得ます。ヨーロッパでも1949年にデビューを果たすとセンセーショナルな成功をおさめ、ウィーン国立歌劇場やバイロイト音楽祭に繰り返し招かれました。≪ボリス・ゴドゥノフ≫題名役や≪アイーダ≫アモナズロは特に人気を博しましたが、レコード・ファンにはクナッパーツブッシュが指揮した伝説的な≪パルジファル≫1962年盤のアンフォルタスも馴染み深いでしょう。声帯に持病のあったロンドンは1960年代後半に舞台から退き、後進の育成やアメリカにおけるオペラ芸術の向上に注力しました。彼の絶頂期となった1953年から56年の名唱を収めたこのアルバムは、2000年に発売されると批評家やファンから絶賛され、アストリッド・ヴァルナイとのヴェルディとワーグナーは「衝撃的」とBBCミュージック・マガジンで高く評価されました。 (C)RS ¥2,057 |
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トスカニーニBBC交響楽団1935年6月クイーンズ・ホール・ライヴ録音集 並行輸入内容紹介・・・ケルビーニ:アナクレオン序曲・ワーグナー:ファウスト序曲 神々の黄昏~ジークフリートの死と葬送行進曲 パルジファル~第1幕への前奏曲 聖金曜日の音楽・ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98・エルガー:エニグマ変奏曲 Op.36・録音:1935年6月3、5日・・ジェミニアーニ:コンチェルト・グロッソ ト短調 Op.3-2・モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385 ハフナー・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92・ロッシーニ:セミラーミデ序曲・メンデルスゾーン:夏の夜の夢 Op.61~夜想曲 スケルツォ・ドビュッシー:交響詩海・録音:1935年6月12、14日・・アンコール・トラックベートーヴェン:プロメテウスの創造物Op.43-序曲・録音:1939年6月1日・・全てクイーンズ・ホールにおけるライヴ録音 デジタル変換:2012年復元エンジニア:ジェネ・ゴーデット、25522・・・アーティストについて・・・※偉大 ¥10,133 |
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若杉弘/ビクター録音名演集(1966-71)~ベートーヴェン:田園、ベルリオーズ:幻想交響曲、ハイドン:驚愕、軍隊、他<タワーレコード限定>[NCS88016]若杉弘 & 読売日本交響楽団が1966-71年の間に録音した名演をセレクトし、アナログマスターから復刻!日本のオーケストラによる初めての録音(ハイドン交響曲)をはじめ、後に世界に羽ばたく若杉の若かりし名演がここに蘇る!原音を追求したマスタリングを実施若杉弘が本格的にレコーディングに臨んだ黎明期に当たる1966年以降に読売日本交響楽団とビクターへ収録した各種音源のなかから、日本の現代音楽を除いた主に西洋古典音楽の作品群から6曲をセレクトし、今回3枚組に集成しました。これらの音源は、日本人の指揮者、演奏家、レコード会社によるステレオ収録での本格的な西洋音楽の録音のスタート期のひとつで、その後日本における西洋音楽の発展にも繋がる重要な盤であるとともに、当時の演奏水準の高さも確認できる貴重なものです。これまで一部は配信でリリースされていましたが、CD含めDISC化されるのは今回が初です。尚、今回の復刻は当時の市販音源や一部は学校に配布された鑑賞教材も含まれており、同時期にこのコンビはチャイコフスキーの「白鳥の湖」組曲やモーツァルトのジュピターも収録していましたが、残念ながらビクターの保管倉庫にはこれらのマスターテープが存在していませんでした。今回は上記2曲と現代音楽の録音を除く音源を主にセレクトしています。若杉弘は藝大在学中の1959年、二期会の《フィガロの結婚》で指揮者デビュー。1963年N響指揮研究員となり、現場での研鑽を積み、1965年に読売日本交響楽団の「指揮者」に就任しました。若杉は期待に応え、シェーンベルク《グレの歌》(1967年)、ワーグナー《パルジファル》(同年=毎日芸術賞受賞)、ペンデレツキ《ルカ受難曲》(1968年=芸術祭賞受賞)といった大規模声楽作品の日本初演を次々に成功させ楽壇を席巻しました。ビクターによる若杉&読響録音は、まさに彼らが日本音楽界を力強く牽引していた時代に生まれました。当時の日本レコード界では日本人演奏家の録音レパートリーは日本の現代音楽に限られるのが常でした。しかし、ベートーヴェン《田園》初出時の西村弘治氏によるライナーノーツにある通り、「伝統から解釈や技巧を吸収したうえで、われわれの細やかな感受性と豊かな想像力を充分に発揮しさえすれば、『田園交響曲』を自分の歌にすることはできるはずだ」との切実な思いが、これらの録音の実現に繋がりました。日本人指揮者と日本のオケによる《田園》録音は、書店流通や私家盤を除けば、岩城宏之指揮NHK交響楽団 (コロムビア)に続く2例目でした。同様の理由で1970年2月のベルリオーズ《幻想》の録音も生まれました。この時点で日本人指揮者と日本のオケによる《幻想》はまだ存在していませんでした。ベルリオーズ作品は読響と1966年に《ロメオとジュリエット》、1974年に《トロイア人》を日本初演するなど、彼の看板レパートリーの一つでした。(1/2) ¥6,237 |
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没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ 2025「私はマノエル・ド・オリヴェイラ。シネマトグラフの映画監督だ」――『訪問、あるいは記憶、そして告白』より。古典映画の佇まいと映画の未来を感じさせる瞬間の連続――。普遍性と先進性に溢れた、必見の6作品! ポルトガルが世界に誇る巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ。没後10年となった2025年、その多彩な作品群から珠玉の6作品を収録した、待望の国内劇場初公開&国内初ソフト化を含むBlu-ray BOX! 唯一無二の生涯を送った伝説的で魔術的な才能を発見/再発見する。Wブックケース、全12P中綴じブックレット封入。<収録内容> ■「訪問、あるいは記憶、そして告白」 国内劇場初公開&国内初ソフト化。1942年に建てられて以来、およそ40年間オリヴェイラが暮らしたポルトの家を舞台に、家族、そして自らの人生を辿るドキュメンタリー作品。『アブラハム渓谷』の原作者でもあるポルトガル文学の巨匠アグスティーナ・ベッサ=ルイスがテキストを手がけている。自身の死後に発表するように言付けられ、2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。特典映像 オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集 劇場予告編収録予定。 ■「カニバイシュ」 国内初ソフト化。マルガリーダとアヴェレダ子爵の婚礼の夜。子爵は自らが人間でないことを告白する。それを聞いたマルガリーダは錯乱。厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会は、驚愕の事態へと展開。人間、動物、機械などあらゆる境界を超越し、奇想天外なユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ (喜劇的なオペラ)映画の怪作。特典映像 オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集 劇場予告編収録予定。 ■「絶望の日」 国内劇場初公開&国内初ソフト化。19世紀ポルトガル文学を代表する小説家カミーロ・カステロ・ブランコ。葛藤と苦悩の末、拳銃自殺を遂げるに至ったその最期の日々を、調書、新聞記事や手紙などに取材し、その生家を舞台に描く。音楽にワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」と「パルジファル」を使用。オリヴェイラ作品の中で最も厳格とも評される作品。特典映像 オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集 劇場予告編収録予定。 ■「アブラハム渓谷 [完全版]」 国内劇場初公開&国内初Blu-ray化。フローベール「ボヴァリー夫人」をアグスティーナ・ベッサ=ルイスが翻案し、原作を執筆。言葉、映像、そして音楽それぞれが自律しながら完全に精妙かつ鮮烈に調和する「文芸映画」の最高峰。男性的な世界/権力に詩的な想像力で抵抗する、主人公エマの苦悩。ディレクターズ・カット版とも言える、本来の姿でスクリーンに蘇るオリヴェイラ映画の記念碑的作品。特典映像 オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集 劇場予告編収録予定。 ■「夜顔」 国内初Blu-ray化。ルイス・ブニュエル監督作『昼顔』 (1967)の登場人物たちの38年後を描く。パリで偶然再会したアンリとセヴリーヌ。アンリは真実を打ち明けるという口実でセヴリーヌを食事に誘う・・・。過去をめぐり立ち上がる、欲望に満ちた謎。ミシェル・ピコリが再び「アンリ」役で登場。カトリーヌ・ドヌーヴが演じた「セヴリーヌ」にはビュル・オジエが扮する。特典映像 オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集 劇場予告編収録予定。 ¥31,680 |
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