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ドニゼッティ:歌劇≪連隊の娘≫1840年に初演された≪連隊の娘≫。ドニゼッティはこの作品をパリのオペラ=コミック座の依頼を受けて短時間で作曲したとされています。当時、イタリアの作曲家によるオペラ・コミックはとても珍しいものでしたが、同劇場での初演は大成功を収め、何度も再演される人気演目となりました。新鋭ミケーレ・スポッティの指揮による本上演は、活気に満ちた軍楽調の調べとエレガントな音作りが特徴。キューバの打楽器コンガが舞台で効果的に用いられているのにも注目です。マリー役のサラ・ブランチは輝く声で高音域を自在に歌い上げ、魅力的な女性像を描き出しています。トニオ役のジョン・オズボーンは若々しい声でハイCを幾度となく響かせ、シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは安定した歌唱で全体を引き締めます。実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカのコミカルな歌唱も聴きどころです。 (C)RS ¥4,202 |
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オッフェンバック:喜歌劇≪ヴァイオリン弾き≫≪66≫1855年、ジャック・オッフェンバックがパリに設立したオペラ・ブフとオペレッタの公演のための劇場ブフ・パリジャン座。劇場は収容300人ほどの小さいものでしたが、パリ万国博覧会の正面入り口の真向かいにあり、多くの人々が訪れたため、オッフェンバックにも多大な成功をもたらしました。この年の夏に初演されたのが≪ヴァイオリン弾き≫(副題≪ブルターニュの伝説≫)でした。この作品で主役を歌ったホルテンス・シュナイダーは素晴らしい演技で観客を魅了し大人気となりました。その翌年の1856年7月31日には同じく1幕物の≪66≫が初演され大成功。こちらも≪ヴァイオリン弾き≫と同じく登場人物は3人のみ。小さい規模ながらもチロルの民俗音楽が効果的に用いられた、ちょっぴり皮肉の効いた楽しい作品です。ちなみにタイトルの「66」とは主人公のフランツが購入した宝くじの番号のこと。ケルン・アカデミーによるこの演奏は、19世紀の楽器を用いピリオド奏法によって行われたもので、初演時の雰囲気が良く伝わります。3人の歌手の巧みな歌唱も魅力的です。 (C)RS ¥3,223 |
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ドニゼッティ:歌劇≪ラ・ファヴォリート≫「お気に入り、愛妾」を意味する≪ラ・ファヴォリート≫は、ドニゼッティが1839年に作曲した≪ニシダの天使≫を転用し、フランス語の台本を用いて書き上げた作品。1840年のパリ・オペラ座での上演は大成功を収めました。≪ラ・ファヴォリータ≫として知られるイタリア語版が、20世紀の後半に至るまで、世界各地での上演の主流となりましたが、近年、ドニゼッティの作品を作曲家の意図したオリジナルの姿で上演する機運が高まり、ドニゼッティ音楽祭2022における本上演でも、レベッカ・ハリス=ウォリックによるオリジナルのフランス語台本による、比較校訂版スコア(1997 リコルディ社)が用いられています。レオノール役のアンナリーザ・ストロッパ、フェルナン役のハビエル・カマレナ、アルフォンス11世役のフロリアン・センペイ、バルタザール役のエフゲニー・スタヴィンスキーら錚々たる歌唱陣が歌い上げる名アリアと重唱の数々に彩られたこの壮大な作品を、ドニゼッティ音楽祭の音楽監督を務めるリッカルド・フリッツァの引き締まったタクトが表情豊かに描き尽くしています。 (C)RS ¥4,730 |
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