かれらに音楽を

「かれらに音楽を(They Shall Have Music)」を観ました。
1939年製作で、ハイフェッツ様の素晴らしすぎるヴァイオリン演奏を存分に堪能できる映画でした。
富裕層に囲まれた客席で、ハイフェッツ様のサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」を聴いて拍手を忘れるほど感動している、主人公の貧しい少年の表情…。
あぁ、泣けてくる( ;∀;)感動的なストーリーの映画でした。
(ちなみに…「ロンカプ」と略すのがまだ気恥ずかく感じるヴィオラ初心者の私(笑))

この映画で、当時まだ9歳か10歳だったと思われる少女ゲイル・シャーウッド(Gale Sherwood)が歌っているアリア「慕わしい御名(Caro nome)」も、愛らしく素晴らしいです。

また、この映画のクライマックスとなる演奏会の中で、ゲイル・シャーウッドは「清らかな女神(Casta Diva)」も歌っています。

その演奏会の中で、幼く可愛らしい少女(スージー役の Mary Ruth)が「子犬のワルツ」を弾いているシーンがあります。その子はその後、ピアニストになったのかなぁ…と気になって検索してみたのですが、わかりませんでした。

音楽学校の生徒たちのオーケストラ(Peter Meremblum California Junior Symphony)が「セヴィリアの理髪師」序曲を演奏するシーンがありますが、
この曲は、昔の映画やアニメでたびたび使用されている印象です。←こちらでも少し書いています。

かれらに音楽を(字幕版)